第28回目の今日は、53章「走塁」 【引用資料;まるどのめ】

 

打ったら一生懸命全力で走る.当たり前のことであるがいい加減に走る人が多い.

盗塁でよく言われる3要素は スタート・スピード・スライディング の3S.いかにスタートをよくするかが重要.そのためには投手のくせを見抜く必要がある.たとえば、何秒以上、球を保持した場合は牽制しないとか.投球動作よりも足の上げ方を見ているほうがよい.

また、カウントも重要である.ボールが先行しているときは盗塁のチャンスである.ただし、球が荒れている場合は走りにくい.四球で楽に進塁できるのに無理して走る必要はない.相手投手が動揺している場合はチャンスである.バッテリーが動揺している場合は、3盗も非常に効果的である.キャッチャーが暴騰する可能性もあり、点に結びつく.

走塁で重要なことは、相手のミス、隙を見透かして次の塁を狙うことだ.外野手のちょっとしたハンブルで2塁へ、意表を突くスクイズで投手、1塁手がもたついている間に2Run.フェンス際のファールフライを内野手が体勢を崩しながら好捕したら、3塁走者のタッチアップなどなど、相手にとってはしてやられたと思われるような走塁を心がける.

走塁で難しいのは、好走と暴走の差.紙一重.試合展開や打者によっても条件が変わってくる.一般論でいえば、草野球では積極的に次の塁を狙ったほうがよい.人間はやって失敗したことより、やらなかったことをより後悔する.失敗してこそ体で覚えるものである.

走塁だけでなくすべてが、積極的に挑戦してこそ、向上する.