マナーが良いとか悪いとか、評価されたり問題視されたりするが、何を基準にいっているのだろうか?を考えるシリーズです.
いろんな意見や事例を紹介していきます.野球関係者みんなが、楽しくフェアプレーできたらいいですね!
今回はいつもの「マナーとルール」から離れ、打撃妨害時の審判の取り扱いについてのおはなしです.ほぼほぼルールのお話です.
特集編;打撃妨害が発生した場合のプレイの選択権と審判の取り扱いについて
(事例);1死3塁の場面、打者はボテボテのショートゴロ.明らかにキャッチャーミットにバットが触れたようにみえたが、ショートは1塁に送球し間一髪アウト.この間に3塁走者は本塁を駆け抜け得点.ここで球審はタイムを宣告し、捕手に打撃妨害があったことを示した.
公認野球規則6・08(C)/打撃妨害とプレー選択権に関して、H22までは事例のようにプレイが一段落するのを待ってタイム宣告し、打撃妨害シグナルで攻撃側に知らせていた.そのうえで攻撃側がそのプレイを生かすのか、打撃妨害でペナルティを受けるのかを選択していました.H23からは以下のうように改正されてます.
①球審が捕手を指して「インターフェア!」をコール.プレイは進行.
②プレイが続き、打者および塁上の各走者が1つ先の塁に達していないときは、プレイが一段落してからタイム宣告して、捕手を指し「ザッツ、インターフェアランス」
③打撃妨害によるペナルティ(打者を1塁へ、走者は元の塁へ戻す)
④攻撃側ベンチに向かって打撃妨害を知らせる
⑤攻撃側から、打撃妨害のペナルティをとるかタイム宣告までのプレイをとるか選択するかの申し出をまつ
⑥プレイ選択の申し出がない場合は、そのまま、打撃妨害を適用し、試合再開
※基本的には打撃妨害があれば打者には1塁が与えられるのが大原則.それが攻撃側に有利に展開した場合はプレイを認める...アドバンテージルールが加わったということです.
【参考資料】
今回も兵庫県高等学校野球連盟HPより引用しております.