3回目の掲載です.最近いろいろなチームを見ていると、内野送球の課題をみかけることが多々あります.でも、送球はその前の0,1,2が重要かも.

あと97回がんばります.

 

第2章
「内野手の送球」


 ちっとも進歩の跡が見られないのが、内野手の送球である。・・と、こう書くと、あれはAのことだ、Tのことだと思う人がいるかも知れないが、違う、全員である。

 何が悪いか。

 第一に、「高い球を投げるな!!」
 一塁手がジャンプしても捕れない球を投げたら、一塁手はどーしようもないのだ。走者は確実に二塁まで進塁してしまうのだ。ショートバウンドなら、上手な一塁手ならすくい上げてくれるだろう。横に逸れたのなら、捕球後、走者にタッチしてアウトにすることも運が良ければ可能だろう。だが、手の施しようがないのが高い球である。ショーバンになっても、決して高い球を投げるな!! 特に深い位置からの送球に気をつけろ! 遠くから一塁まで送球を届かせようと思うから高い球になる。ワンバウンドを投げるつもりで叩き付ける送球をやれ。

 第二に、「横手からでも送球できるように練習しろ!!」
 チョロチョロとした打球に対しては、前進して、取ってすぐ投げないと間に合わない。そのためには、捕球後、腕を上までもってくるより、横からスナップをきかせて投げた方が早い。普段から練習していないと投げられない。それなのに練習の時、ワンパターンで送球しているのは、目的意識を持って練習に臨んでいないからだ。

 送球の善し悪しは目立つのだ。対戦相手がピッとした送球をしていれば、スゴイと思い、それだけでビビるものだ。そこのところ十分に理解して練習に臨んでもらいたい。