第1回の今日は、外野中継プレーです.これから100回にわたって掲載していきます.
第1章 「外野の中継プレー」
第一に、外野手は内野へ山なりの球を投げるな! ワンバウンドでも構わないから、内野手の頭より高い球を投げるな。ノーカットで投げる時もワンバウンドが原則。山なりは投げるな。何故か。山なりの球はスピードが遅い→中継が乱れる→点が入る。
第二に、正確に投げろ! 捕球した地点から最終目的地(ホーム、サード、セカンド)まで一直線に投げろ。中継の内野手は直線に位置する。何故か。三角形の2辺の和は他の1辺より長い。
第三に、間を抜かれた時こそ、しっかり球を追え! 内野手も球を追え。中継で最も大事なのは、間を抜かれた時、いかに中継をスムースに行ない、進塁を最小限に抑えるかだ。
第四に、ゆとりがある時は右胸の位置で捕球せよ! 何故か。捕ってすぐ投げられるから。もっとゆとりがあったら、右胸で捕球できる位置の一歩後で構えよ。そして捕球直前で走り出して、右胸で捕球し、走った勢いですぐ送球する。たたきつけるように投げろ。
「矢のような送球」は一日にしてならない。中継プレーの善し悪しで外野手の技量は決まるし、鍛えられたチームとそうでないチームの差が出る。